甲状腺 Thyroid

甲状腺とは

甲状腺は、首の前側の喉ぼとけのすぐ下にある臓器で体の新陳代謝を促進する働きがあります。

甲状腺の説明

特徴

  • 右葉と左葉とそれを繋ぐ峡部で構成される
  • 重さは20〜30g程度
  • 上下方向に3〜5cm程度の長さ

主な機能

食事に含まれるヨウ素をもとに甲状腺ホルモンを作り血中に分泌します。

主な役割

体の新陳代謝を活発にする働きを担います。

甲状腺異常の病気

甲状腺ホルモンの分泌量異常などから甲状腺異常が生じ、様々な症状や疾患が現れます。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)は甲状腺ホルモンが多量に分泌され、全身の代謝が高まる疾患です。甲状腺機能亢進症の主な原因としては、以下の疾患があげられます。

  • 無痛性甲状腺炎
    何らかの原因で甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出て、一時的に甲状腺ホルモンが高くなります。
  • 亜急性甲状腺炎
    甲状腺に炎症が起き、痛みや発熱を伴います。
  • 機能性甲状腺炎
    甲状腺のしこりが甲状腺ホルモンを過剰に分泌することで、甲状腺機能亢進症を引き起こします。
バセドウ病
血液中に甲状腺を攻撃する自己抗体ができることで免疫異常が起こり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。
男性よりも女性に多く見られる病気で、発症年齢は、20〜40歳が最も多く遺伝的体質や強いストレスの影響が関係あるとされています。
主な症状
  • 甲状腺の腫れ
    甲状腺全体が腫れる「びまん性甲状腺腫」が現れます。
  • 眼球突出
    眼球の後ろにある、むくみや炎症で脂肪組織や眼球を動かす筋肉の体積が増えるため、眼球が飛び出ます。
  • その他
    頻脈・手の指が震える・体温上昇・発汗過多 など。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)は甲状腺ホルモンが減少し、体の活動性が低下する疾患です。
代表的な症状は以下があげられます。

  • 慢性甲状腺炎(橋本病)
    自己の免疫機能が甲状腺を攻撃することで甲状腺が腫れ、慢性的な炎症が続くことで甲状腺の機能が低下する疾患です。

甲状腺腫瘍疾患

甲状腺腫瘍疾患(こうじょうせんしゅようしっかん)は甲状腺に良性もしくは悪性の腺腫(しこり)ができます。
悪性の腺腫は、甲状腺がんである場合が多く、乳頭がん、濾胞(ろほう)がんなどに分類されます。

甲状腺異常の症状

甲状腺異常の症状